育児日記 第136回
2022/09/29
我が家の三男(みずき)は中学2年生です。みずきには自分をコントロールすることができない発達障害があります。みずきに発達障害があることがわかってから、13年ほど経ちます。
新城市民病院の言語指導、豊橋こども発達センター、スクールカウンセラー、ささゆりの会など、様々な方からご指導いただきながら育児をしています。
私が自宅を離れて、新事務所で仕事するようになり、今まで私がみずきを学校まで送っていたのですが、義母に送ってもらうようになりました。みずきは甘えが出て、今までは9時30分ごろに学校へ行っていたのですが、現在は10時30分ごろに行っています。
発達障害といってもいろんな障害名、さらに同じ障害の中でもさまざまなタイプに分類されるため、自分の子どもと同じ症状をもつ子と出会うことはほとんどありません。(いくつか類似点がある子は出会いますが)
私が出会う子は、発達障害があっても勉強が好きな子、苦痛に感じていない子、特別支援級に入っている子が多いです。みずきのように通常級で「勉強が大嫌い!宿題はできない!!」という子に出会ったことがありません。小・中・高生と学生が勉強嫌いというのは、本当にハンデが大きいです。
「学校が大嫌い!楽しくない!勉強ばっかりでイヤになる!」そんなみずきですが、体育の授業だけは大好きで、週に1度くらいは学校が楽しいと思えると言っています。こども発達センターの先生からも「勉強が嫌いだと不登校になる可能性が非常に高いです」と言われています。「今のところ学校へ行っていて、週に1度は楽しいと言っている」と伝えると、「とても優秀ですね」と褒めてくれました。
家で勉強している姿を見たことがないので、課題も提出できているのか分かりません。次男の爽真にみずきの家庭教師をお願いすることにしました。「数学なら教えれる」と言うので、科目は数学のみ。2学期の期末テストの数学の点数からアップした点数×1000円を家庭教師の料金に設定しました。結局勉強した時間はテスト前日の2時間30分のみ。長男も加わり、料金は爽真と健人で半分ずつになります。さて、結果はいかに?
2年生になって始めて、家で勉強しているみずきの姿を見ました。教科書もテスト範囲を書いた用紙も全て学校に置いてあるようで、兄たちは「こいつ、マジか?」と舌打ちしていましたが、爽真の教科書を引っ張り出し、学校で出された数学のプリント問題を何とか見つけ出し、3人で勉強会をおこないました。
いくら支払わなければいけないのかドキドキですが、みずきが勉強するという貴重な時間を得ることができました。高校はどうなることやら?