育児日記 第134回
2022/09/29
我が家の次男(そうま)は高校1年生です。夏休み明けの9月から学校へほとんど行っていません。9月に入ってから「お腹が痛い」と言ってお休みするようになりました。血液検査・尿検査・CT検査・腹部超音波検査・便検査・大腸内視鏡検査を行い、何も問題がなかったため過敏性腸症候群(IBS)と診断されました。
9月~11月上旬ごろまでは毎日お腹が痛くて家で一日中寝て過ごしていました。寝るとお腹の痛みが少しは緩和されるそうです。ご飯も1日1食か2食しか食べません。痛み止めや薬は効果が感じられないと言って、飲むのを止めてしまいました。
11月中旬から出席日数のために、お腹が痛くても頑張って学校へ通っていましたが、本人にも負担になっていました。お腹が痛くて朝から学校へ行くことができず、遅刻をしていったときに、数学の出席日数が不足してしまいました。
過敏性腸症候群というとストレスを抱えていると思い込んでしまいますが、そうまは学校生活においてストレスがあったわけではありません。友達関係も、部活も、勉強もそれなりに楽しんでいました。学校が嫌で過敏性腸症候群になったわけではありません。本人にも病気になった理由が分からない状態です。腹痛があまりにもひどくて、学校へ行って授業を受けるということができませんでした。そして、今でも腹痛に悩まされています。
過敏性腸症候群はすぐ治る病気ではありません。長期的なお付き合いになります。これから毎日学校へ通うというのはムリではないかと思います。1月から通信制の高校へ転校することを考えています。週に1回から2回ほど学校へ通い、後の日は在宅授業を受ける形が今のそうまにはちょうどいいのではないかと思います。現在の学校を止めたくて変わるわけではない状態が可哀想だなぁと思います。ただ、本人の健康が1番大切なので、無理をせずに学べる環境が必要だと思います。
7万組の消費者対応をしてきたはなきりんの大田理事長にも相談しました。大田からは「親の愛情不足が原因ね」といわれました。自分自身でも感じていたことをズバリ言い当てられました。三男に発達障害があり、幼い子どもたちを育てる過程で、どうしても三男にばかり手がかかってしまいました。大田の自己責任追及すると、三男にばかり手をかけて、長男次男に手をかけなかったのです。そして私自身育児を楽しむ、子どもたちと楽しんで遊ぶということができませんでした。子どもたちを寝かしつけて家事をするために、散歩に行ったり、公園に行ったり、どうすれば良く寝てくれるかを考えていました。子どもの存在に喜びを持って、素直な気持ちで子育てできていればなぁと、後悔の気持ちで一杯です。だから、今から子どもたちに愛情をかけて今までの時間を取り戻そうと思っています。遅すぎることなんてない!取り戻したい!!という気持ちがあれば変われるんです。そう信じてそうまと接していきたいと思っています。