育児日記 第133回

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育児日記 第133回

2022/09/29

 我が家の次男(そうま)は高校1年生です。夏休み明けの9月から学校へほとんど行っていません。9月に入ってから「お腹が痛い」と言ってお休みするようになりました。
 かかりつけ医に診察してもらい、当初感染性胃腸炎でした。治った後も腹痛が続き、診察をしてもらいましたが、「何も問題ありません」と言われました。違う病院にも行ってみましたが、そこでも「何も問題ありません」と言われました。しかし、すでに2週間以上学校をお休みしていたので、新城市民病院へ紹介状を書いてもらい、検査を受けることになりました。
 血液検査・尿検査・CT検査・腹部超音波検査・便検査・大腸内視鏡検査を行い、何も問題がなかったため過敏性腸症候群(IBS)と診断されました。特別な病気がないのにお腹の不調が続く病気で、過敏な腹痛やお腹の不快感とともに下痢や便秘をくり返します。およそ10%程度の人がこの病気であるといわれ、悩んでいる人が多い病気だそうです。命に関わる病気ではありませんが、お腹の痛み、便秘・下痢、不安などの症状のために日常生活に支障をきたすことがあります。
 腸(小腸や大腸)は食べ物を消化・吸収するだけでなく、不要なものを便として体の外に排泄してくれます。そのためには、食べ物を肛門方向に移動させるための腸の収縮運動と腸の変化を感じとる知覚機能が必要です。運動や知覚は脳と腸の間の情報交換により制御されています。ストレスによって不安状態になると、腸の収縮運動が激しくなり、また、痛みを感じやすい知覚過敏状態になります。この状態が強いことがIBSの特徴です。IBSになる原因はわかっていません。 治療方法としては、生活習慣の改善が重要で、併せて薬を服用します。薬は特効薬がないため、飲んでも症状を緩和する程度です。3食を規則的にとり、暴飲暴食を避け、食事バランスに注意したうえで、ストレスを溜めず、睡眠、休養を十分にとり、刺激物、高脂肪の食べもの、アルコールは控えます。

 そうまは授業中にトイレへ行ったり、保健室へ行ったりすることが嫌で、学校へ行くことをためらっていました。腹痛のため、家で一日中寝て過ごしていました。寝てしまうため、ご飯も1日1回から2回になっていました。9月から11月上旬まで、ほぼ毎日学校をお休みしました。今現在も腹痛が続いています。
 学校の欠席日数が増えてしまったため、今は腹痛があっても毎日学校へ行っています。今まで自転車で通っていましたが、現在は車で送り迎えしています。

 入院が必要な病気ではないし、腹痛なので周囲からの理解が得られにくいです。正直私もそうまの様子を見て、「本当に1日学校へ行けないほど痛いのかなぁ?」と思ったものです。痛みは本人にしか分かりませんが、出席日数崖っぷちの現状を、家族みんなでサポートして、無事進級を迎えたいと思っています。そして早く腹痛が治ると良いなぁと思います。健康だけが取り柄だと思っていた我が子に対して、まさかの出来事です。

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