育児日記 第117回
2020/08/20
我が家の三男(みずき)は中学1年生です。みずきには自分をコントロールすることができない発達障害があります。みずきに発達障害があることがわかってから、約11年ほどが経ちます。
新城市民病院の言語指導、豊橋こども発達センター、スクールカウンセラー、ささゆりの会など、様々な方からご指導いただきながら育児をしています。
みずきは自由が大好きで、学校のように決められた時間に決められたことをするのが好きではありません。小学生の時は学校が嫌いなので、行く気分になれず、通学団の子たちと一緒に歩いて学校へ行くことができませんでした。なので毎日自動車で学校まで送っていました。
5月下旬から学校が再開されました。朝7時ごろに起きて、7時20分に自転車で家を出て、バス停へ行きます。学校まではバスで通っています。今のところ、みんなと同じ時間のバスに乗って学校へ通っています。小学校の時、ランドセルの中の持ち物は私が用意していました。中学生になってから、持ち物の準備は一切手伝わず、みずき一人で用意しています。宿題についても、小学校の時は毎日連絡帳に記入してあるので、私がやってあるか確認してからランドセルに入れていました。現在は何も確認せず、みずきに任せてあります。
みずき 「自主学習何やろう?」
母 「教科書を写して書いてみたらどう?」
みずき 「嫌だ。野球のボールの投げ方を調べよ」
自主学習は、親としては5教科に当てはまるものをやってもらいたいのですが、興味がないものはやりたくないらしく、中学校の授業と全く関係のない自主学習(釣りのルアーや太鼓の達人のゲームの説明)をしています。
中学生になったみずきは違う小学校のゲーム好きの子と友達になったらしく、学校から帰ってくるなり、友達と通信で一緒にゲームして遊んでいます。8名だった同級生が64名ほどになり、「中学校は楽しい」と言っています。ただ、授業は楽しくないと言っていますが。小学校の時は「学校が嫌だ」ということを常に言っていたので、親として、喜んで学校へ行くだけでも嬉しい限りです。中学校に入るタイミングを区切りと考えて、小学校の時にみずきに対してやっていたことを、中学校でやるのをやめようと心に決めました。
・学校まで車で送ること
・学校の持ち物の準備をすること
・宿題の中身を確認すること
小学校の時、みずきの気持ちを担任の先生に伝えたりと、何かと間に入って動いてきました。中学校になったので、みずきが自分のことは自分で伝えることができるように、声をかけることでサポートして、見守りたいと思っています。困ったことは、自分で先生や友達に伝えて対処できるようになることが目標です。「学校が楽しい」と言って、朝自分から学校へ行くことができるだけで、私自身の心も軽くなり、明るい気持ちで一日がスタートできます。親の気持ちは子供の気持ちに影響されますね。