育児日記 第118回

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育児日記 第118回

2020/08/20

 我が家の三男(みずき)は中学1年生です。みずきには自分をコントロールすることができない発達障害があります。みずきに発達障害があることがわかってから、約11年ほどが経ちます。
 新城市民病院の言語指導、豊橋こども発達センター、スクールカウンセラー、ささゆりの会など、様々な方からご指導いただきながら育児をしています。

 前回中学校に入ってから遅刻もなく、課題も提出できていると報告いたしました。テスト週間に入り、テストに向けて課題が増えたり、先生からも「1年生にとって初めてのテストなのでがんばりましょう」と激励され、みずきは精神的に苦痛を感じるようになってしまいました。
 とうとう、みずきから「学校へ行きたくない」と「テストが嫌だから僕死にたい」という言葉が出て、学校をお休みしてしまいました。

 その日はちょうど次男そうまの進路指導があり、私も学校へ行く用事がありました。何とかみずきを誘って学校まで行きました。学校に到着したものの、車から降りることができませんでした。
養護の先生に事情を説明し、先生方3人ほどが車まで来て、みずきに声をかけてくれました。先生方に囲まれては恥ずかしくなったのか、車から降りて、みずきは担任の先生とお話することができました。
 テストについて不安に思っていること、授業が負担であることなど、自分が思っていることを先生に伝えることができたようです。テストは、終わった後も見直しをして、終了時間までテストと向き合うのは僕は無理だからということで、テストはみんなとは別の教室で受けて、終了次第提出し、残りの時間は読書をして過ごすことになりました。

 1学期の期末テストは午前中のみで1日3教科を3日間かけて行います。テストの間の3日間はイライラして、家に帰ると「テスト嫌だ。もうオレ無理」とよく言っていましたが、何とかテストを乗り切りました。が、その後、ある教科の先生がどうにも好きになれず「オレ、あの先生嫌だから、その教科がある日は休む。オレ、あの先生無理」と言い出しました。

 ある教科の先生と相性が合わないらしく、その先生の授業には出ないというので、夏休みに入ってから担任の先生に相談することにしました。相性の問題は唖然とするような理由で、みずきがその教科の先生の質問に答えたのに、先生がさらに「なんでだと思う?」と聞いてきたのが、性格的に面倒だったということでした。たぶん、みずきが一生懸命理由を答えているのに、理解してもらえず、さらに質問されたことが、追い詰められているように感じたようです。他の人からすると、そんな些細なことと思いますが、みずきにとっては、それは些細なことではないのです。

 保育園に通っていた時に、当時の先生が「みずき君のハートはガラスでできているんだね」と言っていたことを思い出しました。見た目からは想像もできませんが、かなり繊細なハートで、ちょっとしたことに傷ついてしまうのです。とっても繊細なハートを、割れないように、そして少しでも強くなるように、親としてサポートしていきたいと思います。

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