育児日記 第145回
2023/02/14
我が家の三男(みずき)は中学3年生です。みずきには自分をコントロールすることができない発達障害があります。みずきに発達障害があることがわかってから、13年半ほど経ちます。
新城市民病院の言語指導、豊橋こども発達センター、スクールカウンセラー、ささゆりの会など、様々な方からご指導いただきながら育児をしています。
みずきは勉強が大嫌いなので、授業時間を苦痛に感じていて学校が好きになれません。
公共の交通機関を使用して学校に行くことができず、毎朝学校まで車で送って行っています。
その登校時間も、2時間目が始まっている時間に学校へ到着します。
勉強が大嫌いなので、学校で出される課題は一切やりません。家にいる時間はオンラインゲームをするか、携帯電話でYouTubeの動画などを見て過ごしています。
10月のある夜、もう寝ようかなと思っていると、みずきがやってきて「ボクこの学校に行きたい」と言いました。
e-sports高等学院という、今年東京の渋谷に開校したばかりの学校で、来年から全国4か所(新宿・渋谷・横浜・名古屋)で開校になります。
私:「e-sportsってゲームの学校に行くの?」
み:「うん」
私:「学校が名古屋だけど通うの?」
み:「うん」
行きたいのなら応援したいと思います。でも行くのなら、全部の授業に出席してもらいたいので、まずは早起きの練習から始めることにしました。
みずきなりにYouTubeで『早起きできる方法』を調べました。
寝る前に朝起きる時間の数だけ枕を叩くとよいそうで、6回叩いて眠るようにしたところ、6時に目が覚めるようになりました。
でも、布団から起きだすことが難しく、携帯電話を見てしまう、もしくは2度寝してしまうなど、朝の支度ができずに結局学校に車で送っていました。
何とか公共の交通機関を使用してほしい。そこで「30回バスで学校へ行けたらe-sports高等学院へお金を入金するね」と約束しました。
現在12回バスで学校へ行っています(^O^)
「ゲームの学校に行ってどうするの?」「ゲームなんて遊びでしょ。勉強やらないとこの先困るよ」「ゲーム=悪」というイメージがありませんか?
ビジネスの観点から見るとゲーム市場は成長中!世界のゲーム市場は2030年までに今の4倍以上の9537.7億米ドル(73兆円)の価値があると予想されています。
これは将来の仕事選びが広がる大チャンス!!一言でゲームと言っても一つの作品ができるまでにたくさんの職種の人が関わっています。
大好きなゲームでお金を稼ぐことができたら幸せだとは思いますが、私の本音としては小学校・中学校と学校が好きになれなかったみずきに対して、学校って楽しいんだよ!
学ぶことって楽しいんだよって分かってもらいたい。
ゲームだったら学べるというので、ゲームを通して学校の楽しさを知ってもらえたらと思いました。
みずきに学校が好きになってもらえたら嬉しいなぁと思っています。