育児日記 第143回
2022/09/29
我が家の次男(そうま)は高校2年生です。通信制の高校に通っています。先日学校の『成果発表会』がありました。成果発表会とは、1年間自分が頑張ってきたことを「Keynote」というプレゼンテーションソフトウェアを使用して、スクリーンに表示して1人5分程度の時間で発表をします。そうまは絵を描いていることを発表しました。
短時間で「Keynote」を使いこなせるようになったこと、見やすくて理解しやすいプレゼンシートが作成できていたこと、発表の声の大きさ、話すスピードなど、聞く人のことを考えて発表できていたことに感心しました。何よりも絵という自分が打ち込めるものを見つけることができたことが親として嬉しかったです。そうまが絵を描くことを応援したいと思っています。
他の人の発表では、ぬいぐるみの服を手作りしている子や、いろんな動物を飼育するために動物の勉強をしている子、音楽活動をしている子、アルバイトをしてお金を貯めてオートバイに乗っている子、家族のために家事を頑張っている子、ボランティア活動を頑張っている子、漢字検定の勉強を頑張っている子など、それぞれ好きなことを見つけて打ち込んでいる様子の発表があり、聞いているだけでとても楽しかったです。もちろん、現在迷走中で自分の好きなことを見つけることができていない子もいました。
通信制の高校は出席日数が少なく、生徒同士の交流が少ないので、成果発表会はどんな子が通っているのか知ることができて良かったです。そうま自身が、友達になれそうな子を見つけることができたらいいなぁと思っています。先日体育祭がありました。事前にアンケートがあり、体育祭に「参加する」と「見学する」という2項目が選べるようで、そうまは「参加する」を選択しました。私としては「参加する」を選んだことに少し驚きました。中学生までは身体を動かすことが好きでしたが、過敏性腸症候群になってからは、家から外出することもなくなり、すっかり体力が衰えています。
でも、こんなことがない限り運動することがないのでいい機会です。体を動かす楽しみを思い出して、また運動したくなってくれるといいな!
人と関わることが苦手ですが、学校を通して人との関わりをもってくれることが嬉しいです。現在は週2日登校しています。卒業するまでに毎日学校へ登校できるようになるといいなぁと思ってます。以前は家でもほとんどしゃべることがなく、とげとげした雰囲気を出しまくっていましたが、現在は顔つきや口調も穏やかになり、よくしゃべってくれるようになりました。自分が打ち込めるもの、絵を描くことを見つけたことで、精神的にも安定してきたのかもしれません。子どものちょっとした変化は嬉しいものですね!