豊橋市植田町O様邸 新築そっくりリフォーム工事!!
2020/07/10
こんにちは。大林広己です。今回自宅をリモデルしました。もともとは自動車の整備工場を営んでいた妻の父母、31年前に父が他界し、その後、自動車の整備工場は母が一人で切り盛りし、25年前に母が建てた家です。15年前にサイディングの外壁塗装工事を行っており、今回が2回目のリフォーム工事となります。
リフォームのきっかけは、LDKが手狭でリビング~キッチンの動線が悪く、リビングにいる人をよけてキッチンを行き来しなければいけないのが悩みでした。外壁の塗り替えのタイミングも過ぎていて、昨年の台風19号の被害で外壁から雨漏りがするようになっていました。母が苦労して女手一つでがんばって建てた家なので、リフォームしてさらに30年暮らせる家にしたかったからです。
中でも一番の悩みは、キッチンへ行くのにリビングにいる人をよけて行き来しなければならないことでした。毎日の日常のことなので、どうにか解消したい思いがありました。LDKの真冬の朝の室温は5℃、暖房をつけても温まりにくく、暖房を切るとすぐに冷えてしまうため、常に暖房をつけている必要がありました。トイレ手洗い付近の壁紙が、張り替えても湿気ですぐにはがれてきてしまうことが悩みでした。
今回のテーマは、パッと見新築!!木をふんだんに使用した明るい部屋にして、パッと見は新築に見える家を目指しました。
<スレート葺きの屋根のリフォーム工事>
25年間、一度もメンテナンス工事をしたことがありませんでした。本来スレート葺き屋根は、約10年ごとに塗装工事をするなどの定期的なメンテナンスが必要となります。スレートの主な原料であるセメントは防水性が低く、表面の塗装が劣化すると、防水機能も落ちてしまうので、防水機能が低くなってくると、腐食や雨漏りの原因になったり、カビやコケ、藻の発生につながったりするので、見た目の美しさが損なわれるだけでなく、屋根自体の劣化を招いてしまいます。
<外壁のリフォーム工事>
サイディングは10年~15年ごとに塗装工事をするなどの定期的なメンテナンスが必要となります。既存外壁を剥がさずカバー工法でガルバリウム鋼板張りの外壁にしました。ガルバリウム鋼板は30年ほどはメンテナンスが必要ありません。玄関ポーチの壁床軒天井はウォールナット色塗装した杉板張りにしました。
外壁工事でこだわったところは
・風雨の強い日でも濡れにくい、奥行きのある深い軒先
・玄関ポーチは豊川のスタバを参考にしてつくったウォールナット色塗装した杉板張りの壁床 天井
・既存のアルミデッキは再利用して、アルミ製の骨組みに杉のデッキ板を並べてオープンカ
フェっぽくした
・ウォールナット色の板張りの外壁はモスグリーン色のガルバリウム鋼板張りの外壁のアクセ
ントになりいい感じに♬
・既存の外壁を剥がさないことで、工期短縮と解体処分費用を抑えることができた
軒が深い屋根を取り付けたことで、玄関まわりとウッドデッキが雨に濡れないようになって快適ですね!照明も取り付けてあるので、夜でも出入りの際明るくて安心です。
<LDKリフォーム工事内容>
LDKのスペースが狭いことが悩みだったので、約6畳分のスペースを新たに増築しました。和室の一部をリビングに加えることでスペースを広げました。LD部分は床を建材フロアー張りであったのをパイン床板張りに変更しました。壁はクロスを貼りました。天井はクロス貼りだったのを杉板張りにしました。
◆キッチン
床は建材フロア張りであったのをクッションフロアに張り替えました。クッションフロアは耐水性に優れているので、水回りにはおススメです!壁、天井はクロス貼りにしました。
キッチンを新しく入れ替えました。リクシルの「アレスタ」というシステムキッチンにしました。白色基調の人造大理石のワークトップでキッチンが明るいイメージになり、シンクはステンレス製にしたことでお手入れがしやすくなっています。
◆LDKのこだわったところ
・リビングと和室の間仕切りの位置を50㎝ずらしてリビングスペースを拡張
・リビングと玄関ホールの間仕切りの壁厚を大きくして収納スペースを確保
・LDKの出入口の位置をずらしてリビング~キッチンの動線を改良
・車通りの多い道に面しているので、遮音性を高めるために内壁は二重張りのプラスターボー
ドと遮音シートの組み合わせで遮音性をアップ
・床、壁、天井に断熱材を新たに入れ直し、気密性を高め、断熱性能をアップ
・カフェスタイルのキッチンカウンターを造作
・部屋の大きさに合わせて八角形のテーブルをハンドメイド 丸型と比較すると、面積が広く、
面ごとに人が座りやすくなるので使い勝手が良好
・壁掛けテレビは裏の配線がスッキリしてお掃除もラクラク(^^♪
・新たに作った壁収納棚は、来客時にはロールスクリーンを下げて目隠しが可能
・映画鑑賞などをするときは主照明を消して、部屋の隅に設けたダウンライトを間接照明とし
て使い、雰囲気づくりをして映画を楽しめる♬
クッションフロアのメリット
塩化ビニールで作られているため、耐水性に強く、汚れても水拭きだけでキレイに拭き取れます。キッチンや洗面脱衣室など水回りにおススメです。また、デザインも豊富にあるというのもメリットの一つです。
◆プラスターボードとは
石膏や石灰などを材料とするプラスターを芯にボード状にしたものです。高い断熱性や耐久性、遮音性を持っていることから、クロスの下地の他、天井やフローリングにも利用されます。プラスターボードはこれらの性能に加え、さらに防火性能や防カビ、吸湿性能を備えたものもあります。
◆遮音シートとは
遮音シートとは、その名の通り音が過剰に外へ漏れるのを防ぎ、外から音が過剰に入るのを防ぐためのアイテムです。特にマンションやアパート住まいの方にとっては、騒音による苦情やトラブルは避けたいところですよね。小さなお子さんのいる家庭などであれば、隣人の方に迷惑をかけないよう出来る限り防音対策をしたいと思う方も多いのではないでしょうか。そんな時におすすめなのが、遮音シートです。
遮音シートは、跳ね返った音をしっかりと吸収する「吸音」と、音を中から外へ、外から中へ入ることを遮る「遮音」の機能や効果を持っています。
<トイレリフォーム工事>
床はクッションフロアを張りました。壁はクロスを張替えて、一部キッチンパネルを張りました。天井は既存のままです。手洗い付近の壁紙が、張替えてもすぐに剥がれてきてしまうので、床面から高さ1mをキッチンパネル張りにしました。選定したクッションフロア、クロス、キッチンパネルは消臭効果機能のあるものを選びました。実際に使用してみて、消臭効果がある気がします。
<洗面所リフォーム工事内容>
洗面化粧台を新しく交換しました。床はクッションフロア張りにし、壁はクロスを張替えました。一面は杉板張りにし、一部キッチンパネルを張りました。天井は既存のままです。
杉板張りは調湿性もあり、湿気を吸うとより杉板の香が強く感じられます。洗面化粧台の側面はキッチンパネル張りにしたので水はねも安心です。
<和室リフォーム工事>
6畳だった和室を4.5畳に変更しました。床は畳敷きであったのをパインの床板に張替えました。壁はクロスを張り替えて、天井は既存のままです。実際のところは使用頻度が少ない部屋だったので、間仕切りの位置を変えて減床して、その分リビングを増床しました。
リフォームを終えての感想
構想から5年、やっと実現することができました(^^♪ 今回の工事のテーマは『パッと見新築に!』。外観、内観とも思うような仕上がりになりました。どれもお気に入りの仕上がりになっていますが、特に気に入っているのは夜になるとダウンライトの照明が映える板張りの外観と人が通るのを気にすることなく、ゴロ~ンと寝転がれるリビング(^O^)
リビングは断熱改修したことで、真冬の朝の室温が5℃だったのが、毎朝の室温が15℃を超えるようになりました。ガスファンヒーターを使用している我が家の昨年のガス代は3万円近い請求の月もありましたが、リフォームを終えてからは半分に抑えることができました!!暖房器具をつけてから部屋が温まるまでの時間も早くなり、温かさも長持ちする魔法瓶のような部屋になりました。
ただ1つ問題点をあげると、居心地がよくなりすぎて、リビングで朝を迎える誰かが日替わりで発生してしまう((+_+)) でもこれは嬉しい悩みですね( ;∀;)
もう1つリフォームして良かったことは、子どもたちの友達が遊びに来る機会が増えたことです。増築した分、部屋も広くなり、収納スペースも増えて部屋も散らかりにくくなりました。なので、子どもたちも友達を家に呼びやすくなったのかなと思います。そして、友達たちから嬉しい一!
「新築の家、いいね!!」
思うように仕上がったな!と思います。
リフォームして本当に良かったです(^O^)
リフォームの写真は大工小林のインスタグラムにも掲載しています。