育児日記 第116回
2020/07/10
我が家の次男(そうま)は中学3年生です。3月から新型コロナウィルスの影響で学校がお休みになり、毎日自由に過ごせる時間ができました。部活もなく、家で過ごすだけの時間、自由に遊べるゲーム時間が発生したのです。
そうまはフォートナイトというオンラインゲームにはまっています。一緒にゲームをする同級生の友達がいるらしく、連絡を取り合って、夜遅くまでゲームをしています。
中学3年生なので受験生です。ゲーム優先ではなく、もっとやるべきことがあるはずです。友達と足の引っ張り合いになっているのでは?と心配になります。
本人は今困っていないからという理由で勉強しようとしません。でも困ってから勉強しても、みんなは毎日コツコツ勉強しているので、容易に差を縮めることはできないことを理解しておいてほしいです。そうまは「困ったらやるでいい」という考え方です。
今現在しか考えていないそうま、未来を見据えて勉強に励んでいる子、差があって当然です。そうまは差は簡単に縮まると思っているようですが、そんなことはありません。今までの努力の積み重ねが違うのですから、小学校の時の感覚は通用しません。そこを理解してほしいです。
「今楽しい」のがいいのはわかりますが、「今を楽しむことだけを選んだ将来」はどうなるのか?
考えてみてほしいです。
『勉強しない子供』をキーワードに、インターネットで検索してみました。親の対応は、放置せずに見守るのがよい。親も勉強の時間を設けるなど、類似したことが書かれていました。中でも一番多かった回答は「勉強しなさい」を言わないようにするというものでした。確かに、自発的に「やろう」と思ったことは、やる気になってできますが、人に言われたことは「うるさいなぁ」と反発して、やる気になっていたことでも、やる気を失う結果になるものです。
「将来のことはわからないから」と言って、考えようとしないそうまに、どうしたら考える気になってもらえるのか。『勉強しない子供』をキーワードに、インターネットで検索したところ、中学校の時不登校で一切勉強をせず、5年間を過ごしてから大学受験をした子が、勉強しない中学生に向けて書いた記事がありました。そうまの機嫌がいいときに一緒に読んで、考えてみることにしました。あまのじゃくであるそうまは、親の前では「ふん、こんな記事」と反発はしているものの、自分一人の時にはきっと深く考えていると思います。
「わからない」から考えないのではなく、わからなくても想像をしてみることが大切なんだと思います。会社運営においても「社員がもっと効率的に仕事をできるようになるにはどうしたらいいのか?」「仕事のミスをなくすにはどうしたらいいのか?」答えそのものはわかりませんが、どうすればいいのか想像して、とりあえずやってみることが重要です。そうまなりに想像して、どうしたらいいのかを行動できるようになってくれることを願っています。そうまの人生、良くするも悪くするも自分次第です!